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甲子園初優勝の裏にある岩井イズム

昨夏の甲子園で初優勝を果たした、花咲徳栄で監督を務める岩井監督の指導方法に注目してみた。


生徒のチームを自立へと導くという方針のもと、人間教育を重視しているように思える。岩井監督自身が社会の教員であるため、学校内や授業中から選手と積極的にコミュニケーションを取っている。そして岩井監督は選手の性格をみて、それぞれの選手に合わせた指導を行っている。生徒の家庭環境やこれまでどういう指導を受けてきたかも把握する。その上で1年にはそこまで怒らす、あえて泳がせて、どういう人間なのか本性を見出だすことに努めているという。


 


最近の子どもたちの低年齢化が始まっているという。高校1年生に本来は中学時代に必要なしつけをしなければならない。義務教育の段階で教わってないといけない、大人の縦社会を分かってない子どもが多い。そのため、上に対して見下した態度を取る。岩井監督はまず、監督が絶対なんだということを思い知らせるという。社会というのはまずは上下関係がベースにあり、親しき仲にも礼儀がある。ここをしっかり理解させる。ここ数年は新入生の初練習のときに必ずといっていいほど、雷を落とすとのこと。初日に怒ることで、絶対的な上下関係を教える。縦社会の礼儀を理解させる、それがしつけの始まりだという。


 


岩井監督はの選手と会話しながら、自立させていくなど、現代の指導方法を取り入れつつ、大人の縦社会を理解させるなど、ルールもしっかりしいてチームがぶれない方向に進んでいる気がする。他にも紹介しきれなかったものもあるので、是非とも、指導者やこれから指導者を志す人には岩井監督の本を読んでもらいたい。

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